聲の形
ある日、いじめっ子の石田将也のクラスに聴覚障害の西宮硝子が転校してきた。
硝子は言葉を上手く聞き取ることや話すことが出来ない。
将也と周りのクラスメイトは硝子をからかい、補聴器を壊すなど、いじめが行われた。
クラスメイトも加担していたはずのいじめだが将也だけのせいにして、ある日いじめのターゲットが将也に変わる。
そして、硝子は転校してしまう。
時は流れ高校生になった将也は、自殺を試みたこともあったが死ねなかった。
ある日、死ぬ前にやり残したことを片付けようと硝子に謝りに行くことに。再開した2人はその後どうなる!?
これは恋のはなし
31歳の小説家内海真一がスランプ中に越してきた田舎の家に、10歳の孤独な少女森本遥が猫を飼いたいとやって来たことで二人の交流が始まった。
交流を通して遥は真一に恋心を抱いていくが、真一の方は最初は子供としてしか扱っていなかった。
しかし、次第に真一の方も遥のことが気になりはじめ、ほっておけない存在になっていき、いつも見守っていた。
お互い大切な存在ではあるが21歳離れた大人と子供で恋と呼べるのか葛藤しなが惹かれ合い強い絆を作っていく恋物語。
君の膵臓をたべたい
人に興味を持たず、淡々と生きているだけの主人公の"僕"。
そんな僕とは正反対の明るく人気者のクラスメイト・山内桜良。
普通は決して交わることのない二人だが、ある時たまたま訪れた病院で桜良と出会う。
天真爛漫で無邪気な性格の彼女にはある秘密があった。それは膵臓の病によって余命わずかである事。
性格から雰囲気まで異なる二人だが、二人は互いを求め合うように時間を過ごしていく。
青春の儚さと命の尊さが心に染みる名作。
恋は雨上がりのように
陸上部のエースだった容姿端麗な女子高生・橘あきらは足の怪我をきっかけに部活を辞めてファミレスでバイトをすることに。
そこにいたのは中年の冴えない店長。
いつもお客に怒られていて何となく頼りにならない店長だが、あきらは店長の優しさに恋をしていた。
好きな気持ちをうまく表現できず、ツンデレかと思ったら気持ちのまま動いて少し暴走気味になったり。
17歳と45歳のただの歳の差恋愛漫画ではなく、梅雨の晴れた爽やかさが残る初恋に似たような物語。
ハチミツとクローバー
美術系の大学で普通に大学生活を送る主人公の竹本。
自分が何をしたいのか分からず悩んでいた竹本は花本はぐみと出会う。
はぐみは絵を描く天才で、才能があるが故に他の学生からは距離を置かれていた。
竹本はそんな花本はぐみに片思いをしている。
また、天才なのに何年も留年している謎多き森田先輩は衝撃的な人生を歩んでいたり、陶芸科の美人な山田はデザイン科の真山に片想いをして、真山はまた別の人に片想いをしている。
そんな美術系の大学に通う学生達の人間模様と作品への葛藤を描いた物語!
僕等がいた
高校に入学したばかりの高橋七美は高校生活に期待して胸が躍っていた。
けど、出会ったのは少しチャラそうな矢野元晴。
噂では矢野元晴は女子の3分の2が必ず恋に落ちるらしいが、特に何も感じない。
と思っていたら、何故かほんとに七美も矢野を好きになっていた。
しかし、矢野は中学時代、辛い恋をしていた。
中学時代の亡くなった彼女の妹も2人と同じクラス。
最初は弱さを見せまいとする矢野だが、少しずつ距離をつめて七美も矢野を支えるようになっていく。
不滅のあなたへ
「それ」は地球に投げ入れられた。
それはまず石の姿を写し取って石になった。暖かくなるとコケに代わった。
そして雪が降り、オオカミがやってきて力尽きると、それはオオカミになった。オオカミであるそれは人間と出会った。
人間は孤独に耐えながら出ていった村人たちの帰りを待っていたが、オオカミとともに楽園をめざして歩き始めた。
……そして「それ」は人間となり、元の彼の望みを受け継いだかのように、新たな世界へと旅立つ。
「それ」が何を目指しているのか、それ自身にもわからない。
3月のライオン
幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人の棋士に内弟子として引き取られた主人公「桐山零」。
零は高校に入学し1人暮らしを始めたものの学校に馴染めず孤立し、将棋の対局も不調が続いていた。
そんな時、あるきっかけで橋向かいに住む川本三姉妹と出会い交流が始まる。
様々な棋士たちとの交流や、三姉妹の1人「ひなた」が学校でいじめを受けていた問題などを乗り越え、零は人間的に成長していく。
涙なしには読めないヒューマンドラマ漫画。
葬送のフリーレン
魔王を倒した勇者ヒンメルのパーティの中には、千年以上を生きるエルフのフリーレンがいた。
エルフにとって数十年など瞬く間。
けれどその間に人は死ぬのだと、ヒンメルの死によって大事なものを失ったことに気づいたフリーレン。
人間のことを、大事な仲間たちのことを知るため、フリーレンは旅に出る。
仲間の弟子であった少女・フェルンとともに、時に人々を助け、魔物を倒し、勇者の足跡を追うような旅は続き、フリーレンにとって大事な思い出になっていく。
orange
菜穂は高二になった日、学校に行こうとしたら家のポストに10年後の自分から手紙が届いていた。
不思議に思いながらも学校に手紙を持っていく。
そこには後悔してほしくない出来事が書いてあった。
4月、遅刻?当たってる。それに手紙に書いていた転校生・成瀬翔がほんとに転校してくる。
ある日、手紙を読まずにクラスの友達・翔と放課後に遊んでいると、その次の日から翔はしばらく学校にこなくなった。
それは手紙に書いていた翔のお母さんが亡くなったこと。
それから菜穂は後悔をしないように、今と過去を変えようと決心する。
僕のジェミニ
僕の名前はジョン。地味で冴えない僕には最高の友達・双子のジキルとハイドがいる。
学校の人気者で、仲の良い二人はよく入れ替わって遊んでいる。
それを見分けられるのは僕だけなんだ。ずっとこの光景が続けば良いと思ってた。
ある日ジキルが死んだ。不幸な事故だった。
残されたハイドは悲しみを乗り越えて笑っている。
でも僕には時折、ハイドが死んだジキルに見えるんだ。
「君はジキルなの?」「ジキルは死んだんだよ」これは双子とジョンの、美しく切ないギムナジウム・ストーリー。
最終兵器彼女
ぼくの彼女は兵器だった。しかも、この国の、世界の最終兵器だった。
一見すると、ぽやぽやしていて、トロくて、遅く、グズグズしている。
でも笑うと可愛い。そんな彼女の名前はちせ。
最初は警報だけ、それが空襲になり、戦争になっていく。
ぼくの彼女はだんだん兵器になっていく。幾度にごめんねと少し寂しそうに頬笑む。
次第に僕らとか国とかもうどうしようもない所まできている環境の中、彼女のちせは人間でいるちせをたもてなくなり、世界の終わりが近く。
果たして二人の結末は?
僕に花のメランコリー
高校2年の花はある日不良の喧嘩に巻き込まれてしまう。
その中の1人に見覚えがある花。その人は幼い頃に「ずっと一緒にいる」と約束した弓弦だった。
久しぶりに再開した弓弦の人格はガラッと変わってしまい心を閉じたままだが、それでも花は弓弦と向き合い、そんな花に弓弦も少しずつ心を開き始める。
あの時果たせなかった約束を今度こそ果たそうと花は弓弦に寄り添い、色々な試練を乗り越えていく甘くて切ない感動のラブストーリー。
悪魔さんとお歌
世を呪って死んだ者は悪魔になり、人々に害をなす。
そんな悪魔から国を守るのは、身も心も清らかな子ども達の美しい聖歌。
そんな聖歌隊に1人だけ歌が下手な男の子がいた。
その男の子は「へたっぴ」と呼ばれ、歌が下手で役に立たない男の子は人里離れた廃教会に鎖で繋がれてしまう。
「へたっぴ」を食べるために教会へやって来た悪魔だったが、ひょんな事から「へたっぴ」の歌の先生をすることになってしまう。
こうして、悪魔と男の子の優しくて、少し歪な物語が始まる。